2020年リフォーム業界注目トピック

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リフォーム産業新聞にてリフォーム業界トレンドが特集されていた。
VR・AIの最新技術から職人不足問題など全部で4項目をリフォーム総本舗独自に取り上げてみようと思う。

1. VR ・AI

VR・AIが主流になる時代は近づいてきている

安江工務店、AIを活用したリノベーション新事業

多くのリフォームデータをAIに学習させることで、お客様の物件情報・デザインテイストなどの情報から
AIが自動でお客様用のリフォームプランを作成する。(月々のローンシュミレーションや3Dパースまで)
利用料は必要だが外部への提供も予定とのこと

東急リバブル、一戸建ての建物検査AIが外壁クラックを診断

スマートフォンで撮影した画像をAIで画像解析し、建物への影響を診断します。
今までは検査員が目視で定規を当て写真を撮影、また精度を保つためにダブルチェックを行っていました。
今後AIの精度が上がるにつれて、さらなる業務の効率化が実現しそうです。

リクシルショールーム東京でAR/VR体験

「リフォーム後の姿をもっとイメージしたい」というお客様の要望に応え
リフォーム後のイメージを確認できる「AR・VRコーナー」を新設した。
事前に図面を渡すと、検討中の商品を置いたらどうなるのか3Dで確認いただけます。

2.職人不足

職人問題は根深い

現在も職人不足ですが輪をかける問題として高齢化も挙げられます。
職人の全体約25%が60歳以上と高齢者が多く、65歳以上は全体の15%を占める。
日本の高齢化と比較すると2014年データで65歳以上の人口が23%、日本の高齢化率と比べも高い数値という結果だった。

有効求人倍率にも人不足が反映

有効求人倍率とは (求人数)÷(求職者数)で計算した値で、数字が大きくなるほど働き手が足りません
2019年の職種別有効求人倍率によると建築・土木・測量の有効求人倍率は6,82
この数値がどれくらい高いかというと一般的に人気な事務職は0.38、人気のない介護でさえ3.61
建築業界の有効求人倍率は非常に高く、働き手不足が伺えます。

高齢化+人手不足は環境、待遇のテコ入れがなければこれからも続きそうだ。

3.新築神話崩壊

新築価格はこのまま維持されるのか

新築一戸建てを買ってこそ一人前…といった価値観は変わりつつあるようです。
今ドキの一次取得層(初めて住宅を購入する20代~30代)は中古住宅を購入しているデータあり
東日本レインズの情報によると首都圏のマンション市場で2016年~2018年の3年間
販売数が 中古マンション > 新築マンション となった。
中古マンションの販売数が上回ることはなく、数値を見るに今までの流れとは違う動きをしている。

もし価格差が中古マンション成約数を後押しするならば、今後もこの流れは続きそうだ。

4.人材・組織の強化

人材、組織づくりの課題は無くならない

このテーマはリフォーム業界に限った話ではありません。
決算で儲かってる企業でもリストラを行っている企業もチラホラ出てきました。
詳しい説明は割愛しますが、本来のリストラの意味は「組織の再構築」
人材・組織の強化に積極的なトヨタの例を紹介します。

今まで「聖域」とされていた終身雇用に言及。

「雇用を続けてるインセンティブがあまりない」と豊田社長は指摘
以前より「役割を果たせておらず、周りにマイナスの影響を与えている人がいる」【 変われない中間層 】を問題視
組織を変える為に変化は必須、人材の流動性が必要なのは当然の流れに感じる。

変革の一手、中間管理職の異業種派遣

変われない中間管理職への荒療治か。異業種派遣を「 武者修行の様なイメージ 」と幹部は語る。
自らの手で業務を進める「実行力」、社内外から信頼される「人間力」など人間として幅を広げるのを目的とする。

このようにトヨタはグローバル社会に勝ち抜くための組織作りに躍起だ。
本当の意味で働き方改革は近い将来、確実に訪れるだろう。

最後に

味の素のリストラにて、社員構成を見てびっくり。
一般社員と管理職の比率が1対1という…衝撃の比率
これまでは名ばかり管理職みたいな物が許されていたが今後働き方が変わるにつれ、非合理的な内容はなくなるでしょう。

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