ビルトイン食洗機の選び方
食器洗い時間を短縮し、家事負担を軽減してくれる食洗機。最新の食洗機は節水・節電効果もアップしています。省エネ搭載されている機能や容量など、ライフスタイルや家族構成に合わせて、ぴったりの食洗機を選びましょう。
食洗器交換の種類
食器洗い機はキッチン上に置く卓上型と、キッチンに組み込むビルトイン型の2種類があります。ビルトイン型は給排水工事が必要なためプロによる設置がおすすめです。
ビルトイン型
ビルトイン型はキッチンに組み込むため、取り付け工事が必要です。設置に必要な条件が揃えば、後付けで取り付けることも可能です。家族が多い、または洗う食器の量が多いご家庭におすすめです。
卓上型
卓上型はキッチンのカウンターやシンク上に乗せて使用します。分岐水栓から取り付けるタイプと給水タンク式があり、給水タンク式は工事が不要です。そのため、賃貸住宅でも簡単に設置できます。
ビルトイン食洗機の設置場所
ビルトイン食洗機は一般的なシステムキッチンは設置可能ですが、条件や幅、奥行きなどによって設置ができない場合があるため、確認が必要です。
ビルトイン食洗器を設置するのは、通常シンク下かシンク横です。設置場所はスペースによって異なります。また、流し台やコンロ台がそれぞれ独立しているセクショナルキッチンや、十分なスペースが確保できない場合は、後付けが難しいことがあります。
ビルトイン食洗器を交換する際の寸法測定では、キッチン天板の奥行寸法が重要になります。天板の奥行が63cm未満の場合、設置できる機種が限られます。
ビルトイン食洗器の設置には、高さが75cm以上、横幅が45cmまたは60cmが必要です。
扉の開閉タイプ
ビルトイン食洗機の開閉タイプはスライドオープン型とフロントオープン型の2種類があります。使い勝手などの違いをご紹介いたします。
フロントオープン
フロントオープンとは、前面の扉を開けて、中のカゴを引き出すタイプの食洗機のことです。一度に洗える容量が大きく、上下2段のラックに分かれているため、食器の出し入れがしやすいのが特徴です。
スライドオープン
スライドオープンとは、引き出し式の扉を開けて上から食器を入れるタイプの食洗機のことです。かがまずに食器を入れられるため、気軽に使いやすい点が特徴です。
ドアパネル型・ドア面材型のちがい
ビルトイン食洗機には、ドアパネル型とドア面材型の2種類のドア材のタイプがあります。どちらも特徴やデザインに違いがあるため、それぞれのポイントを解説いたします。
ドアパネル型
ドアパネル型はドアを取り付けなくても、使用できるようにドア全面が化粧仕上げになっています。キッチンのデザインに合わせたパネルを取り付ける場合は、別売の専用パネルの購入が必要です。
ドア面材型
食洗機の前面にキッチンのドアと同色・同素材の厚みのある板素材をはめ込むことを前提としたタイプです。ドア面材を取り付けない状態ではご使用いただけません。ドア面材は本体に付属していません。
サイズ比較
ビルトイン食洗機はサイズによって、一度に洗える食器量が変わってきます。使用頻度や家族構成によって最適なタイプをお選びください。
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浅型(ミドルタイプ)
約5人分の食器が入ります。ディープタイプに比べ小さく、高さがある鍋やフライパンは入りきらない場合があります。
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深型(ディープタイプ)
深さがあるので、約5~6人分の食器をセットし鍋やフライパンなどの高さがある調理器具もスムーズに入れることができます。
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ワイドタイプ
約7人分の食器が入る大容量タイプです。出し入れしやすく、食器と調理器具をまとめて洗うことができます。
メーカーサイズ比較
Panasonic | Rinnai | |||
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タイプ | 浅型(ミドルタイプ) NP-45KS9W |
深型(ディープタイプ) NP-45KD9A |
浅型(ミドルタイプ) RSW-405GP |
深型(ディープタイプ) RSW-D401GPA |
ドア幅 | 45cm | 45cm | 45cm | 45cm |
キッチン天板奥行 | 65cm | 65cm | 65cm | 65cm |
容量 | 40L | 60L | 42L | 63L |
食器量 | 40点(約5人分) | 48点(約6人分) | 40点(約5人分) | 47点(約6人分) |