2020年10月14日

暮らしにあった給湯器の選び方

浴室やキッチンなどの水回りでは、毎日のようにお湯が使われています。
生活の中で利便性や快適性を決めるうえで給湯器は欠かせない存在です。
ガス給湯器は種類も多く、設置場所もさまざま。
家族構成やお湯の使い方、ライフスタイルに合わせてぴったりの給湯器をえらびましょう。

号数のちがい

号数とは給湯能力のことをいいます。たとえば24号とは、水温プラス25℃のお湯を一分間に24ℓ出湯する能力です。家族構成やお湯の使い方から最適な号数を選びましょう。

フルオート・オートのちがい

スイッチひとつでお風呂が沸きあがるフルオートとオート。「自動たし湯」「自動洗浄機能」などの機能があるかどうかの違いですが、具体的にどのようなさがあるのでしょう。

オート

お湯はりから、追いだき、保温までが自動

スイッチひとつで設定の温度・水位まで自動で湯はり、温度が低下すると自動で追いだきを行います。
お湯を増やさずに追いだきだけしたい場合は<追いだき>を押してください。ただし、保温機能は働きません。※残り湯が循環口より上にある場合は、多少湯量がばらつきます。

フルオート

お湯はりから、おいだき、保温、たし湯まで、すべておまかせ全自動

スイッチひとつで設定の温度・水位まで自動で湯はり。残り湯があるときも設定水位まで自動で湯はりを行います。
浴槽の湯温を随時チェックし、湯音が下がると自動で追いだきを行います。ためすぎ沸かしすぎがない、すべておまかせの機能です。

オート/フルオート 自動たし湯 自動ふろ配管クリーン 残り湯の沸かし直し
フルオート panorama_fish_eye panorama_fish_eye 設定水位まで 沸かし直し
オート panorama_fish_eye close 湯量にバラツキが 起こります

設置場所

給湯器には戸建て、マンションなど、お住まいによってそれぞれの設置方法があります。
基本的に給湯器は、既存の設置タイプと同じ商品への交換となります。

屋外設置タイプ

マンションの玄関横などにあるパイプスペース(PS)とよばる場所に設置・取付できます。

壁掛型

建物の壁面に設置するタイプで、配管は下側から接続します。
戸建の場合は外壁、マンションの場合はベランダの壁に固定されています。

据置設置型

建物の壁面に設置するタイプで、配管は下側から接続します。
戸建の場合は外壁、マンションの場合はベランダの壁に固定されています。

屋外浴槽隣接設置型

戸建の屋外、浴槽のすぐそばである必要があります。給湯器本体の裏から浴槽の壁に向かって配管2本のびています。

PS設置タイプ

マンションの玄関横などにあるパイプスペース(PS)とよばる場所に設置・取付できます。

PS標準設置型

PS内に設置されており、扉はなく、給湯器本体が見えているタイプです。

扉内設置型(前方排気タイプ)

排気口が丸い筒状になっており、前方に排気します。扉を閉めると排気だけが見える形状になっています。

扉内設置型(後方排気タイプ)

PSの扉内に設置されているので、外からは給湯器本体は見えません。本体後方に排気口はあり、配管を延長して排気をします。

壁掛型扉内設置型(上方排気タイプ)

PSの扉内に設置されているので、外からは給湯器本体は見えません。 本体上方に排気口はあり、配管を延長して排気をします。

アルコーブ設置型

アルコーブと呼ばれる玄関先のスペースに設置される給湯器です。 扉がなく、排気カバーで排気を廊下側に排出します。

FF式(強制給排気)延長型

FF式(強制給排気)とは、燃焼のための空気(酸素)を外気から取り込み、排気ガスも外へ吐き出す仕組みです。給排気口が排管によって延長されています。

屋内壁掛け(FF・FE方式)

屋内の空気を給気して燃焼させ、排気を屋外に出します。事故防止のため、不完全燃焼防止装置(COセンサー)が搭載されています。

強制給排気(上方給排気 FF式)

屋外の空気(酸素)を給気し、排気ガスも屋外に排出します。

強制排気型(上方排気 FE式)

燃焼のための空気(酸素)を室内からとりこみ、排気ガスだけをファンで外へ吐き出します

強制給排気型(後方給排気 FF型)

機器に内蔵されたファンで燃焼のための空気(酸素)も外気から取り込み、排気ガスも外へ吐き出します。