オートとフルオートの違い

エコキュートの3つのタイプの違い

エコキュートには「フルオート」「オート」「給湯専用」の3つのタイプがあります。
フルオートは「追い焚き」「保温」「たし湯」といった機能がすべて自動化されているタイプをいいます。
オートとフルオートはよく似ていますが、これらの機能を自動でするかしないか、という点になります。

※「オート」はメーカーによって表記に違いがありますが、機能は同じです。

フルオート

フルートはお湯はりからたし湯まで全自動でコントロール。
設定されたお湯の温度、量を浴槽へ送った後、一定時間(0~6時間)その状態を自動的に保ちます(温度と水位)。

オート

お湯はりまでを自動で行います。設定されたお湯の温度、量を浴槽へ送るところまでは同じですが、自動で保温は行わないので、随時高温さし湯等を行う必要があります。

給湯専用

手動で給湯栓を開いて、設定した温度のお湯を浴槽に落とし込むシンプルタイプ。

ふろ自動
スイッチぽん!で自動的にお湯はり。設定した温度と湯量で自動でお湯はりします。フルオートは完了後に保温とたし湯を自動で行います。
追いだき
専用配管から残り湯を回収し、温め直したお湯を再び浴槽に戻します。そのため追い焚きには専用の配管が必要になります。
たし湯
メニュー内の「たし湯」を選択すると、設定温度のお湯を約20L足します。

※2:100L∼500L(20L刻み)の湯量設定ができます。ふろ湯量設定の最低湯量はふろ接続アダプターの位置および浴そうの大きさによって変化します。

※3:水・36℃∼48℃の1℃刻みで湯温設定ができます。

※4:40L∼500L(20L刻み)の湯量設定ができます。

※5:40L∼500Lの10L刻みで湯量設定ができます。

フルオートとオートの機能比較一覧

フルオートとオートの最も大きな違いは追い焚き機能の有無です。
また水位が下がったことを自動で感知して、適切な水位に戻すためのたし湯を自動で行います。
フルオートには、快適に入浴するための様々な機能が備わっていることが特長です。

  フルオート オート
給湯
追い焚き ×
保温 ×
自動足し湯
熱回収機能 ×
追い焚き配管自動洗浄 ×
オプション追加

エコキュートをフルオートにするメリット

ボタンひとつですべて自動化

ボタンひとつであらゆる機能を自動で行ってくれるため、とても利便性が高いことがメリット。最近のフルオートタイプのエコキュートには追い焚きや保温以外にも快適性や清潔さを維持する機能がついているため、質の高い入浴をお湯から作り出すことができます。

自動運転で省エネ化

過去に利用した湯量や浴槽内のお湯の冷め方、タンク内のお湯の冷め方を学習してそれぞれに合った給湯を行う学習機能がフルオートタイプの特長です。
学習機能によって無駄な電力を使うことなく給湯を行うので、特に意識をしなくても省エネを行ってくれます。

追い炊き配管の自動洗浄で衛生的

エコキュートの追い焚きは浴槽内のお湯を一度回収し温め直してから再度浴槽内に戻します。そのため、追い焚き用配管は使用済みのお湯が通る配管なのでほかの配管よりも汚れています。汚れたお湯を汚れた配管で循環させないよう、配管を自動で洗浄をする機能が備わっているため、いつでも衛生的に入浴が可能です。

※すべての機種に追い炊き配管の自動洗浄機能があるわけではないため、購入前に確認するようにしましょう。

様々なオプションで快適に

エコキュートには、より快適な入浴をサポートするオプション機能がたくさんあります。ですがフルオートでしか利用できないことがほとんどです。
オプション機能が充実しているフルオートで快適なバスタイムを叶えましょう。

エコキュートをフルオートにするデメリット

本体価格が高い

エコキュートのフルオートタイプは、オートタイプに比べて本体価格が高いというデメリットがあります。多機能な分、本体価格も高くなってしまいます。
ただし価格差は大きくないため、機能性と長期使用することを考えてフルオートを選ぶ方も少なくありません。

オーバースペック

追い焚き機能や保温機能など、家族が多い場合は便利なフルオートタイプですが、世帯人数が少ない場合には不要であったり、高齢者にとっては機能自体が複雑だと感じることがあります。
特に世帯人数が少ないと省エネ性能を実感しづらく本体価格の高さがネックとなります。

新たに配管工事が必要になる場合がある

フルオートには追い焚き用配管が必要です。始めてエコキュートを導入するご家庭はもちろん、オートタイプからフルオートタイプに買替を考えている場合は新たに配管工事が必要になります。
配管工事はお風呂の壁と浴槽に穴をあけて新たに配管を通す工事ですが、工事代金が割高になってしまいます。

入浴剤の使用に注意が必要

フルオートのエコキュートで入浴剤を使用する場合、使用できる入浴剤には制限がありますフルオートのエコキュートで入浴剤を使用する場合はメーカー推奨の入浴剤を確認するようにしましょう。
また入浴剤を使用する場合は自動配管洗浄のほかに、定期的に薬剤を使用した配管洗浄のメンテナンスが必要になる点に注意しましょう。

ご相談・お問合せ

フルオート・オート・給湯タイプのどれを選べばいいのかわからない。
要領についてや省エネ効果についてなど、お気軽にご相談ください。
商品代金についてだけではなく、交換の場合の工事費を含めた見積もりをとったら思ったよりも高かった……など、
後で後悔しないようにしっかり工事代金を含めた見積もりを取ることが重要です。

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