エコキュート
かしこくてエコ。
わが家のお湯はエコキュートにおまかせ。
エコキュートとは、大気熱を利用してお湯を沸かす給湯器です。電気給湯器のように電気ヒーターでお湯を沸かしますが、エコキュートはヒートポンプ技術によって大気中の熱を利用しするので、省エネかつ効率的。夜間の割安の電力を使用するため月々のコストを抑えることもできます。
エコキュートのしくみ
エアコンの室外機に似たヒートポンプユニットはエコキュート独自のもの。
屋外の空気から熱を集め、その熱を利用してお湯を沸き上げます。沸き上げたお湯は貯湯ユニットというタンクに貯められ、家庭内で使われます。
沸き上げには電気エネルギーも使用しますが、空気の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ式」のため、少ない電気で効率よくお湯を作り出します。
エコキュート導入のメリット
光熱費を節約
エコキュートは大気の熱を利用してお湯を沸かします。電気料金が割安になる夜間にお湯を沸かして貯湯をするため、ランニングコストはガス給湯器の1/3~1/4にまで節約できます。
環境への負荷が少ない
エコキュートは自然エネルギーを利用して少ない電力でお湯をわかします。ガス給湯器などと比較してCO2の排出量も抑えることができるので、地球温暖化の防止にも期待できます。
災害時の生活用水として使える
エコキュートにはお湯や水をためておけるため、台風や地震などで停電になった場合でも、タンク内のお湯や水を生活用水として使用することができます。最大でポリタンク18個分の貯湯が可能なので万が一の時にもあんしんです。
※飲用には向かないため注意が必要です。
補助金が出る場合がある
エコキュートの導入の際、自治体などから補助金が出る場合があります。実施状況は自治体や年度によって異なりますので自治体HPなどでご確認ください。下記のページでも随時ご案内しております。
エコキュートのデメリット
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初期費用が高額
本体費用と工事費用をわせた場合、エコキュートの初期費用はガス給湯器よりも高額になります。
補助金などともあわせてご検討ください。 -
設置スペースの確保が必要
エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯ユニットを屋外に設置します。ガス給湯器と比べて広い設置スペースが必要になります。
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夜間に運転音がする
エコキュートは電気料金が割安になる夜間にお湯をわかします。運転の際に動作音が発生するため、隣接の住宅に近い場所に設置をせ避けるなどの配慮が必要になります。
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使いすぎるとお湯切れになる
エコキュート貯めたお湯を使用するので、使いすぎるとお湯切れになります。沸き増しすることもできますが、沸き上がるまでに時間がかかったり、昼間に沸かすと電気料金が割高になります。
エコキュートとガス給湯器の違い
エコキュート | ガス給湯器 | |
---|---|---|
動力源 | 電気/大気熱 | ガス |
仕組み | 貯湯式 | 瞬間式 |
初期費用(工事費込) | 約45~85万円 | 約15~40万円程度 |
ランニングコスト | 約4~6万円 | 約6~10万円 |
飲用 | × | 〇 |
寿命 | 10~15年 | 10~15年 |
補助金 | 〇 | × |